西武鉄道最後のAK-3!”昭和初期からの骨董品”
久しぶりの単発ネタ更新と相成りました。今回は西武鉄道の所属する車両の若干マニアックな話題です。
『AK-3』と聞いて何のことかお分かりになるでしょうか?? 某名前のわりに48人以上いるアイドルグループの名前に似ている気もいたしますが、違います。(私はよく分かりませんがw)
電車に搭載されるコンプレッサー(空気圧縮機)の一種なのです。
○コンプレッサーとはなんじゃい!!という方へ・・・○ コンプレッサーというのは、ボールに空気を入れるときなどに使うあの機械のことですが、鉄道に使われるコンプレッサーはこれよりもーっと大型のものが使われております。 鉄道では、圧縮した空気をブレーキをかけたり、ドアを開けたりするときに使います。 列車に乗ったときに床下から「ボコボコ・・・」とか「ブルルル・・・」などのような感じに鳴り始めてしばらくなり続け後鳴りやんで、またしばらくするとまた音が鳴り出すときがありますがこれがコンプレッサーの音です。
しかし
このAK-3と呼ばれるコンプレッサーは今から60年以上前、戦前から戦中あたりから登場した電車に搭載されていたものなのです。まさに動く化石です。
で、西武鉄道の名を出したのは、西武新宿線を駆けている、旧2000系という車両の中で「2414」の車号を持つ車両の一両だけ(一本じゃないでしゅ^^;)これが使われているのです。旧2000系自体は1977年(昭和52年)に登場したものです。
一昔前は、ほかの旧2000系にもAK-3が搭載されておりましたが、車両のリニューアルの際に、ほかの比較的新しいタイプのコンプレッサーに交換されてしまいました。なのに、なぜか一両だけそのまんまなのです。余談ですが、他の西武線の車種にも搭載されておりましたが、こちらは車両ごと消えてしまいました(´・ω・`)
上のような長ったらしい説明の後
「じゃぁ結局どんなやつじゃ!?」
となるわけですが、これをご覧ください。
AK-3は↑のような形をしております。そして
のような感じに電車の床にぶら下がっているように取り付けられております。このイラストに描かれているのがAK-3です。
写真は後日ご用意させていただきます。撮影できたら公開いたします。(降りる駅の関係上どうしてもコンプレッサーの姿を現してくれないのですorz)
どうしても写真がいい!!
という方はgoogleの画像検索でAK-3と入力すれば出てきますのでしばらくはそちらでご勘弁いただけたらと思います。
「見た目は分かった!!じゃぁ音は?」
となるわけですが、しっかりご用意いたしました。とりあえずどんな音がするかお聞きいただきましょう!
ちなみにmp3形式にしたのでipodに入れていつでもお楽しみいただけます(謎
※沼袋駅到着前からの収録となっております。そのため一部放送が入っておりますが、どうかご了承くださいませ(ここ以外に良く聞こえるところがないんですよねorz)
○後日談
これを書いたのはその2414号車に遭遇したのが5/29のことですが、その2日後の5/31に再び2414号車に遭遇できました。奇跡過ぎます(゜_゜;)